36歳のおひとりごと

雑文を並べやすいからね。

ながら勉強の効用と苦悩したあれこれ

さて移住の件にはとりあえず一段落して、改めて現在やることに向かっていくことに集中する。

この”脳”に移行するのにずいぶんと苦労した。

 

最近は禁煙で明らかに太ってしまったなんとも醜い体を元に戻すべく自宅でエアロバイクを漕ぎながらCPAラーニングで簿記の動画を観ている。

最初はサラッと流し見で全容を把握し、次の日にそれ用に作った解答用のExcelで実際の例題や問題を解いていく。

使える関数をさがすためにExcelの動画も併用して観るのが一石二鳥だ。

これが毎日の日課になって実に効率よく勉強とダイエットが進んでいる。

もちろん職業訓練に通えばこれと同じ講義があるので、大丈夫なはずではあるものの、怠けてリハビリが必要な自分に予習は必要だと思っている。

 

思えばここ5年、随分と頭を使うことをせずに生きてきた。

苦労する壁を乗り越えるために動かした頭脳と、こういった体系的な勉強では頭の使っている部位が違うんではないか。

もっとも前者の頭脳はあえなく徒労となってしまった。

力不足もあるが、不可抗力というものは頭を酷使してもどうにもならないから不可抗力なのである。

そして人間は安心感が欠如してくると物事の視野が狭くなる上に頭も悪くなるらしい。

 

店をやめて半年間、右往左往していたけどもようやく”脳”が息を吹き返してきた実感がある。最初は本当に酷かった。

PCでゲームをやり寝ては食って働く気もゼロ、もはや廃人一歩手前までいっていた気がする。「どうせおれには店を再開するしか生きる道がない」と考えていた。

それもそのはずで、今思えば自分はそうなるために親に教育をされていた気がする。

今でも口酸っぱく言われるのは「お前にサラリーマンは無理だ」という半ば洗脳に近い言葉だ。

 

確かに挫折したことは多い。

これは認めざるを得ない事実だが、最近は以前のように親と働くことがなくなったこともあって、よくよく考えを巡らせることがある。

  • そんなに難儀なら世の中にこんな多くサラリーマンはいない
  • 入った環境が本当によくない職場だったのではないか

最近、こんなツイートがよく流れてくる。

まぁツリーを眺めていくとその真意を読み取ることができるのだが、自分の考えはもっと浅はかだ。

思い返せば今まで雇用されていたときに話の通じない人や合わない人がたくさんいた。

これを別に学歴がなんたらというつもりはない。自分とてないに等しいようなものだから。しかし、話が通じない、合わないというのはことは頻繁に起こっていた。

 

周囲の会話は常にギャンブル・女・酒・自慢・愚痴・噂話という煩悩に溢れていた。そこに迎合するには自分も同じ人種になるかしかない。

組織とはそういった足並みが大事であるからだ。

 

しかし、やはり無理なので辞めるのだ(ハム太郎

 

では、そういった職場環境に行かない確率を高めるためにはどうしたらいいか。

絶対ではないにせよそれは勉強して知識を高めて、それにふさわしい環境に入れる努力を怠らないことだ。

こんな単純明快なことが、この歳にしてようやく理解できた自分はやはり浅はかだと思う。

 

自営飲食の時も同じで誰にも相談できなかったしそういった人はいなかった。

同業で知り合いを作ればまた上記の”周囲の会話”が始まると思っていたからだ。

自営というのは玉石混交、経歴がマズイ人もいれば本当にチンピラ同然のような人もいて、実際に自分は二度ほど騙されかけたことがある。

そして真面目に経営してる人ほどつるんでしょうもない会話に時間など割かない。

自分はそのどちらでもない曖昧な人間なのだろう。

これは元々自分が望んで努力して手に入れたものではなく、親の人生の延長線を演じるのが仕事と感じていることにわだかまりがあったのかもしれない。

まぁ料理自体は好きなので、個人的にこういったスキルが身についたのは良かったと思っている。

 

Quoraというサイトで誰かが答えていたのが印象的だ。

事業に成功するかどうか=資産があるかどうか、だという。

すべてではないにせよ、この要素は限りなく大きいと感じている。

捻くれた負け惜しみかもしれないが、実際にきちんと資金を積み立てていれば、こんなあっけなく店がなくなることはなかったと思う。

 

だから簿記なのかもしれない。

とはいえ、今の年齢でこの段階では10週近く遅れているランナーと一緒だ。

コース外を走りすぎた(笑)

何かとこうして自分に言い聞かせてはいるけれど、ようやく負のループから抜けて正の方向へ軌道修正ができそうなことに一縷の望みがわいてきた。

人生は何度でも立ち上がれると信じたいです。

 

今年の目標は

  • 禁煙の継続
  • 体型と健康への配慮
  • 訓練校の合格及び就職

継続して頑張っていこう!