36歳のおひとりごと

雑文を並べやすいからね。

職業訓練校と複利

先日、職業訓練pt2の面接を受けてきた。

pt2というのは今回で二度目とうことで、9年前に一度ウェブ系の訓練に通ったことがある。卒業したけど就職はしていない。

 

あのときは書類選考だけで通ったから良かったのだけど、今回は倍率のせいで面接があって、ざっと1.7倍なのでわりと落ちる可能性も高い。

質疑応答のほとんどは概ね大丈夫ではあると思うが、気にかかるとすれば「以前、訓練でウェブ習得したのになぜ?」的なことを聞かれて少し狼狽したことだ。

 

開業するためとは口が裂けても言えずに、職種は違えど就いた仕事においては大変役に立ちました的な返答になってしまった。

まぁデスクワークに関連性のある知識はないよりはあったほうがいいに決まっているのだが、これが向こうにどう捉えられたかはわからない。

こいつに訓練は必要ないから落とす、ということも大いに考えられるけど、今回はきちんとおたくの採用ルートで就職するので受からせてほしいところ。

 

要するに訓練校としては就職率を限りなく高めたいだけで、PCに触れたこともない人や事前に勉強するモチベーションのない人はどのみち駄目だろう。そういう人は「通えば自動的に就職できる」或いは「失業手当の暇つぶし」という他力本願が見え透いている。

自分としても勉強だけなら自主的にできるが、採用のルートを構築するのは無理だ。今回はその採用ルートがほしいから訓練にいくといっても過言ではない。

 

合格発表~訓練開始(受かっても落ちても)まで単発バイトでもしようかと思ったのだが、釣り求人が多すぎて応募した案件とまったく違う案件を紹介してくる。

自宅から県をまたいで交通費もでない最低時給の仕事を誰がやるのか、そんなのが続いて結局一度も就業していない。

そもそもウェブのマイページから案件選択→応募と進むのになぜ紹介だけが電話になってしまうのか。よしんば「あいにくその案件は埋まってしまい、、こっちの案件はいかがでしょうか?」というお情けで人気のない現場の空きを埋める魂胆なのだろう。

こういうのがいろいろ見え透いてくるから歳は取るもんじゃないなと思う。

若い頃なら二つ返事でやっていたことが邪推が進み腰が重くなってできなくなってしまった。

 

さて訓練期間中の小遣いくらいはどうにかしたいなと思いながら、ふとマネフォを見てみるとなんだか地味に残高が増えていることに気づいた。

仕事をやめて節約してるとはいえ生活費は出ているはずだが、NISAの複利がじわじわ効いてきているようだ。

それならば当面の生活費は除いて余ってる資金を成長投資枠に全ベットすればいいのでは、、という短絡人間特有の発想が出てきた。

しかし、どうやらこれが複利の恐ろしさなのだろうか、前日比が雪だるま式に増えだしている。禁煙したこともあって、日常の小遣いくらいは余裕で出ているのだ。

 

とはいえ、これはマイナスになることも十分にあるわけで、麻薬のような効果でしかない。つまり残高が増えているあいだは錯覚であっても平穏を保てるというわけだ。

このマインドは以外と大事で、無職にとって日々残高が減っていくのは日常生活のパフォーマンスを限りなく落とす行為につながる。

まぁこのクソ寒い季節に人権が行使できないようなバイトに行くくらいなら、この複利(幻想)にあやかり家で勉強していたほうが遥かにマシだなと思った。

 

それはそうと合格発表までなかなかにソワソワするが、とりあえず失業手当もない哀れな子羊を合格させてください。

そしてみんなも眠っている預貯金はNISAに全ベットしましょう(勧誘)